PHPでMongoDBを使うととても便利です。拡張機能をインストールし、データを追加、削除、変更、クエリするためのコードを数行記述するだけで済みます。この記事ではインストールから使用までの流れを詳しく解説します。
まず、MongoDB PHP 拡張機能をインストールする必要があります。次のコマンドを使用できます。
pecl install mongodb
インストールが完了したら、次の設定を php.ini ファイルに追加して拡張機能を有効にします。
extension=mongodb.so
拡張機能がインストールされたら、次のコードを使用して PHP で MongoDB サーバーに接続できます。
<?php
$client = new MongoDB\Client("mongodb://localhost:27017");
このうち、 localhost:27017 はMongoDB サーバーのアドレスとポート番号で、実際の環境に応じて変更できます。
接続が成功したら、次のコードを使用してデータベースとコレクションを選択できます。
$db = $client->my_database;
$collection = $db->my_collection;
このようにして、 my_databaseという名前のデータベースとその中のmy_collectionコレクションを操作できます。
PHP を使用したデータの挿入は非常に簡単です。例は次のとおりです。
$document = ["name" => "John Doe"];
$collection->insertOne($document);
上記のコードは、名前フィールドを含むドキュメントをコレクションに挿入します。
MongoDB からデータを読み取るには、 find()メソッドを使用できます。
$filter = ["name" => "John Doe"];
$cursor = $collection->find($filter);
foreach ($cursor as $document) {
// クエリ結果を処理する
}
この例では、「John Doe」という名前のすべてのドキュメントをクエリします。
データを変更するには、 updateOne()メソッドを使用します。
$filter = ["name" => "John Doe"];
$update = ["$set" => ["age" => 30]];
$collection->updateOne($filter, $update);
このコードは、「John Doe」という名前のドキュメントの年齢フィールドを 30 に更新します。
データの削除も同様に簡単で、次のコードを実行するだけです。
$filter = ["name" => "John Doe"];
$collection->deleteOne($filter);
このコードは、条件に一致する最初のドキュメントを削除します。
上記の手順により、拡張機能のインストール、データベースへの接続、データの追加、削除、変更、クエリなど、PHP で MongoDB を操作する基本的なプロセスが完了しました。これらの内容をマスターすると、MongoDB を PHP プロジェクトに簡単に統合して、より効率的なデータ管理とストレージを実現できるようになります。