PHPの基本的なデータ型と型変換方法を詳しく解説

PHPの基本データ型

PHP は弱い型指定言語であるため、変数を使用する前に明示的に型指定する必要はありません。ただし、PHP は、整数、浮動小数点、文字列、ブール値、配列、オブジェクト、null 型など、さまざまな基本データ型をサポートしています。

整数

整数型は、10、-5、12345 などの整数を表すために使用されます。

浮動小数点型（float/double）

浮動小数点は、3.14、-12.5、1.6e5 など、小数点を含む数値を表します。

弦

文字列とは、「Hello, world!」、「PHP」、「123」など、一重引用符または二重引用符で囲むことができる一連の文字です。

ブール値

ブール型には true (真) と false (偽) の 2 つの値があり、論理的な判断に使用されます。

配列

配列は、順序付けられたデータの集合を格納するために使用され、次のように角括弧を使用して表現できます。

 $arr = [1, 2, 3];

物体

オブジェクトはクラスによって作成されたインスタンスを表し、プロパティとメソッドをカプセル化するために使用されます。

空の型(NULL)

空の型は、未設定または存在しない値を表すために使用され、通常は次のように使用されます。

 NULL

型変換

PHP は、コンテキストに応じて変数をある型から別の型に自動的に変換できます。次に例を示します。

• 整数型は浮動小数点型に変換されます。「10」は自動的に 10.0 に変換されます。
• 文字列を整数に変換: 「123」は自動的に 123 に変換されます
• 浮動小数点型を文字列に変換: 3.14 は自動的に「3.14」に変換されます。

型チェック

変数の型は、変数の型を説明する文字列を返すgettype()関数を使用してチェックできます。例えば：

 $x = 10;
エコー gettype($x); // 出力: 整数